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#74 荻野流スピンテール活用術

みなさんこんにちは。荻野貴生です。
今年のゴールデンウィークは全国的に荒れ模様のお天気だったみたいですね。
いま出張で滋賀県に居るのですが、こちらも連日の強風でしたよ。

琵琶湖の大きさを改めて感じさせられました。

出張というのは……そう、毎年恒例の琵琶湖バスフィッシングガイドの仕事です。
この春の琵琶湖はどこも例年に比べ水温が高め、暖冬の影響で季節の進行が早いのかな? なんて思っていたのですが、あの強風が吹いた途端に沖の水が引き上げられ、一日で7℃下がったエリアもありましたよ。
「ディープはまだまだ冷たいんだなぁ」と思うのと同時に琵琶湖の大きさを改めて感じさせられました。

そんな琵琶湖と東京湾、どちらが大きいか知っていますか?
答えは……

面積では東京湾のほうが広く、琵琶湖の約1.5倍だそうです。
でも容積にすると琵琶湖のほうが大きく、東京湾の約1.7倍!! 琵琶湖って深いんですね。

春の湾奥と言えばやはりバチ抜けパターン

さて話は本題に戻り、東京湾の現状はどうなのでしょう。
湾奥エリアはおそらくバチ抜けの最盛期を過ぎた位でしょうか?

こちらに来る直前も運河でグッドサイズが連日釣れていましたし、バチを沢山目にすることができました。
春の湾奥と言えばやはりバチ抜けパターンが楽しみですからね♪ 

スリムなボディの『ハードコア®ミノー 130F』を水面直下でゆったりと巻いたり、『ハードコア® シンキングペンシル 80S』のやや早めのリトリーブが効いたり、その日のヒットパターンを見つけ出すゲーム。
捕食しやすいベイトなだけにヒットパターンに辿り着けないと、次から次へとライズしているシーバスたちを目の前にして「眺めているだけ」みたいになってしまいますからね。
ルアーのタイプ、サイズ、カラーと様々なバリエーションを用意したくなるのは、このバチ抜けのシーズンが一年を通しても一番ですね。

ちょうどいまの時期は、小さくて動きの速いバチがクルクルと泳ぎ回る頃。
そうなるとやはり小さめのルアーが調子よくなります。

その中でもオススメなのが『ハードコア®ミノー 70S』。
バチ抜けというとリップレスミノーとかシンキングペンシルとか、あるいはソフトルアーとかのゲームと思われがちだけど、実はここ数年このルアーで良い思いをしているんですよ。
今年はボラの稚魚もとても多いので更に効くのでは!? なんて期待しています。
みなさんもぜひ試してくださいね!!

<今回のテーマ>
~荻野流スピンテール活用術~

そして今回もお題が出ております。

僕にとってのスピンテールとは「空白を埋めるルアー」とでもいいましょうか、他のルアーが苦手とする部分をカバーするためのルアーなのです。

一定のレンジをリトリーブするだけでなく、フォール中もリフトでも、水中でどのような方向に作用してもブレードが回転し、一定の水掴みをキープしやすいというのがテールスピンの特長。
あらゆるレンジをカバーでき、沈めたり巻き上げたりしてもアピール力を安定させられる、つまり「水中を3Dに攻略するのが得意なルアー」ということになるわけです。

この要素をより強化するために僕はあるチューニングをします、それは「テールフックを外す」こと。
これによって3D攻略が、より安定したものになるのです。
それだけでなくフックが1本になることでフッキングも狙いも正確になります。

「テールスピンはバレやすい」と思われがちで最近ではすっかり2本フックのルアーとなってしまっていますが、実はフックが増えることが仇になっているケースも多いのです。
比重が重いルアーなだけにフックアウトしやすいのは確か。だからこそ外れにくい所へ狙って掛ける!!
そのための1フックなのです。

そのコツはしっかりと巻きアワセをすること。
いたって普通ですが、バイトしてきたシーバスが軌道を変え横向きになった時にフッキングパワーが掛るというのがこの巻きアワセ。早アワセではロッドティップでフッキングすることになり、口の奥で浅掛かりしてバレやすくなるのです。

ロッドのバット部に荷重の掛るこのフッキングと1フックこそが、バレにくい口元にしっかりフッキングを可能にするのです。折角のブレードフックシステムですが、通常のローリングサルカンに交換しています。

最後に特筆すべきは『ハードコア®スピン』のアーマードボディ。
いつまでも塗装が剥がれず、ストラクチャーをタイトに攻められるタフなボディは優れもの!!
そろそろデイゲームが楽しい季節ですから、ハードコアスピンの出番も多くなります。

みなさんもぜひ試してみてくださいね♪

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