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#62 シーバスたちも産卵モードにシフトする時期

みなさんこんにちは。荻野貴生です。
朝晩はいよいよ寒くなってきましたね。都心でも最低気温が10℃を下回るようになってきました。 最低気温が一桁になると紅葉が色付き始めるそうですよ。
この季節、水の中も秋から冬へと季節が変わっていくわけです。

シーバスたちも産卵モードにシフトする時期、秋だからよく釣れる!!というのは、一概にはいえなくなってくるタイミングなのです。
産卵を意識し始めたシーバスたちは、なんらかのきっかけで、スポーニングエリアとなる沖に一気に移動してしまいます。そのきっかけとは……?

これには水の透明度が深くかかわっていると考えられます。これからの季節、湾奥エリアの水色はどんどんクリアになってきます。水がクリアになるということは、プランクトンのレンジが下がっているということ。となると、ベイトフィッシュのレンジも下がり、その群れは水深のある沖合へと後退していくということになります。

プリスポーンのシーバスたちは、このベイトフィッシュの群れに惹きつけられ、様々なエリアにいたシーバスたちが集結してスポーニングに至ると考えられます。それまでコンディションのよいシーバスが釣れていたのに、急にセイゴばかり……というのが、このタイミング。スポーニングとはまだ無縁なセイゴが目立ってくるこの状態こそが、湾奥エリアが秋から冬へと変った合図といえるのです。

では、今年はどうなのでしょうか?

前回のこのコラムで書いた通り、今年の秋は本当に駆け足で過ぎていきそうですよ。
ここ数日で、水の色はかなりクリアになってきました。水面から確認できる生命感は、ほんのわずか、あれほど騒がしかったボラですら数匹の小さな群れになってボトムをうろついています。

ついこの前まで、運河のなかで、のべ竿で釣れていたハゼも、いまでは水深のあるところでのブッコミ釣り。
目ぼしいポイントには毎晩シーバスアングラーの姿が……なんて状態も一段落したようです。常夜灯の灯りが効いているポイントではすでにセイゴの猛攻!? なんてエリアが増えてきて、『今年の秋はアッという間だったなぁ』というのが僕の印象です。

でも、湾奥エリアのシーズンが終わってしまったわけではありませんよ。
最盛期に比べればちょっと難しくなるのは確かだけれど、僕が夜な夜な出掛けるようになるのはむしろこれからの時期。 昨日の晩も難しかったですよ(笑)。

最初に入ったポイントですぐにバイトがあったものの、間もなくセイゴラッシュ(汗)。
ナイスサイズは抜けてしまったと判断して移動。エリアを変え、シーバスが水面で捕食する姿を確認!!
しかし……簡単には喰ってくれないみたい。緩いブレイクライン上にできた流れの変化でベイトを待っているシーバスに対して、手を変え品を変えアプローチ。北風で波立つ水面下、弱すぎる波動では気付いてくれない、強すぎる波動では選ばれてしまうという状態。
たどり着いた答えは、ハードコアRミノー90S。このアプローチが正解である証ともいえる連続ヒット!!
その後、干潮が近くなるとシーバスは水深のあるラインへと後退。仕上げはハードコアRフィンテールバイブとフォルテ?のローテーションでした。

どこでも釣れ盛るタイミングというのは過ぎてしまったけれど、ギリギリまでシャローでフィーディングするビッグワンに出会えるのもこのタイミング。本当に楽しいのはこれからなのかもしれませんよ。

僕は今夜も、いってきます♪

思ったように釣れた、釣れなかった。目標を達成できた、できなかった。
一番の思い出の釣行、魚、など、2014年の釣りを振り返ってください。

そうですねぇ……とにかくアッという間でしたね。
今年はオカッパリシーバススクールとバスフィッシングのガイドに明け暮れた(?)感じですね。大好きなエギングやライギョゲームはあまりできなかったかな。
特に印象的だったのは1月、2月のオカッパリシーバススクール。一番つらいとされる真冬の出撃が多かったですね。難しい時期だからこその達成感!! 熱心なアングラーと共に冬のオカッパリを堪能しました。 でもまだ一ヶ月ありますからね。今年もまだまだドラマが起こるんじゃないですか?

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