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#60 PEライン全盛のシーバスゲーム

みなさんこんにちは。荻野貴生です。

朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね。ついこの前まではエアコン全開だった車での移動も、ウィンドウを開けて清々しいドライブができるようになってきました。時折微かに香ってくる金木犀に秋の訪れを感じる今日この頃、水の中も着実に季節は進行しています。

隅田川ではカタクチイワシが目立つようになってきましたよ。
この極上のベイトフィッシュに惹きつけられてシーバスが大挙して……とまではいかないですが、
ハイシーズンの始まりはもう秒読み態勢に入っていますね。

僕らシーバスアングラーが待ちに待った季節が目前のいま、
今回はラインについての話をしたいと思います。

ラインに求めるべきものとは……

今やPEライン全盛のシーバスゲームにおいて、ラインに何を求めるべきなのか?
強度なのか?しなやかさなのか?………僕の答えはズバリ操作性。
シーバスを仕留めるためのルアーコントロール、そのためにはラインをコントロールしなければならないのです。

僕が初めてPEラインと出会ったのは今から20数年前、釣具店でアルバイトをしているときでした。
「近々船釣り用で凄い新素材の糸が出るらしい」という話のなか、そのラインの特徴は「ワイヤー並みに伸びが無く感度がよい」、「非常に強く従来よりも格段に細くできる」というもの。
これはシーバスに使えるのでは?と思い、入荷したその日にスピニングリールに巻いて早速その晩に出掛けたのを覚えています。

それまでのナイロンラインに比べての第一印象は、まずキャストが上手くキマらないということ。
思いのほか風の影響を受けてしまうことで、ルアーの着水点やラインスラッグの調整がとてもシビアになった。そしてトラブルも多くなった。しなやか過ぎるがゆえにラインとルアーが絡みやすくなったり、スプールからズボッとラインが塊りで出てしまうあの状態もすぐに体験できた(汗)。
根掛かりを切ろうとしたときの強度には驚かされたけれど、護岸に擦れたときのはかなさにも唖然とした。

その後もこの新素材ラインとナイロンラインを使い比べたけれど、遠投重視でコントロールは二の次というようなオープンウォーターならまだしも、ここ一番!!というようなスポットではやはりナイロンラインを使っていましたね。

水の流れを、水中のシーバスを、理想のトレースラインをイメージして投じる一投。
そこにはキャストのしやすさやラインスラッグのコントロールのしやすさなど、ラインの操作性が大きく問われるのです。

適度な重さ、滑らかさ、そして強さ

その後間もなくルアー用のPEラインなるものが続々と発表されたけれど
なかなか納得いくラインと出会えなかった。

僕の理想は、キャストしたときにフワフワとしない適度な張りとラインメンディングをも可能にするような適度な重さがあること。繊細なリトリーブを可能にする滑らかさとストラクチャー際での擦れに対する強さ。
そう、かなり高いハードルですよ。

でも出会えたんです。

ナイロンラインのような扱いやすさで、まさにモノフィラメントラインの長所と、
細く強いPEラインの長所が融合した理想的なライン。
今、更なる進化を遂げてデビューしたのが『アーマードライン』シリーズ。
シーバスゲームにおいての究極ともいえるラインの登場ですよ。

これからラインを巻き替えるときには『何号のPEを巻こうか?』のその前に『どんなラインを巻こうか?』って考えてみてください。
真剣にラインについて考えればきっと“アーマード”に辿り着くはず。
キャストが、リトリーブが、そしてシーバスゲーム自体が変わりますよ。

まったくの初心者と一緒に釣りをするときに、最も注意して教えてあげること、気にかけてあげることはなんですか? タックルの持ち方? 使わせるルアー? カラー? ラインの結び方? 教えてください。

初心者についてですが、スクールをやっているだけにこれは専門分野ですね。
ルアーフィッシングの楽しさは、まずルアーをキャストする面白さから始まると思います。
なので、何よりも最初にキャストの練習ですね。よいキャストは、近くから見ていてもカッコイイものです。 力まず、無駄のないロッドの使い方をマスターしてもらうことが最初の一歩ですね。

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