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#74 ボートガイドキャプテンとしての平和卓也 前編

担当: 今回もいろいろとお話をお伺いできればと思っております。宜しくお願い致します。
平和: どうぞ、宜しくお願いします。
担: 平和さんと言えばメディアや競技者として磯に立っていらっしゃる姿を誰もが想像すると思うのですが、今回は「ボートガイドキャプテンとしての平和卓也」についてお話をお伺いできればと思っております。
平: わかりました!!

担: ボートでガイドをされている月は一年の内、どのくらいなのでしょうか?
平: やっているのは、4月から10月末までの間だけなんです。
担: 年間の約半分ほどという事ですね。
平: もともとはプロ活動をメインにやっていたのですが、イサキが居てですね……。
担: えっ、イサキ?魚のイサキですか!?

平: そうそう、今では「黄金イサキ」という名前が定着していますが、このイサキが舞鶴の磯では釣れなくて、京都の若狭あたりが日本の北限に近く、その存在を知って食べてみたらめちゃくちゃに脂がのって美味しくて……。それが、舞鶴の沖に船で出ないと釣れないと。
当時エギングとかを教えていた漁師さんに船を買い替えるという方がいらっしゃって、「その船、譲って下さい」って頼んで20フィートぐらいの船を買って、イサキが釣りたいが為に釣りを始めたのがきっかけなんですよ。
担: へぇ~、そうなんですか。
平: それまで、船とかに特に興味はなかったし、今も変わらないですがずっと磯で釣りしていましたが、船を持ってイサキ釣りに行きはじめたのがキッカケで、周りの人から「乗りたい!乗りたい!」と言われて、それがガイドに発展をしたわけです。
あくまでも、プロ活動を優先してスケジュールを組んでいるので、4月から10月までの空いた日の平日もしくは土日という形でやっていたのですが、今はお陰さまでプロ活動も多くの仕事を頂いているので、年間で50日から70日ぐらいしかガイドできていないかもしれません。
担: そんなキッカケだったとは意外でしたね。
平: 美味いイサキを食べたくて、今に発展して8年ぐらいですかね。
ボートも当時よりは大きくなりました。

ロケとは逆に、お客さんから「船長」と呼ばれる訳です(笑)

担: イサキ以外にはどんなターゲットが狙えるのですか?
平: 4月・5月はコウナゴ(イカナゴ)パターンのシーバスが狙えます。3月から4・5月にかけてコウナゴが浮遊するんですよ。それを食べにくるシーバスをライトジギングとかハードコア® スピンとかで狙うのが、めちゃくちゃ面白いんです。
6月・7月・8月はイサキ釣りをしながら、お客さんの要望によっては根漁であるアコウやアオハタ、でかいガシラ狙いで一日通したりもします。また、道中で回遊があれば青物を狙ったりもしています。

平: そして、9月~10月末まではアオリイカです。9月はだいたいキャスティングで狙って、10月に入ったらティップランで少し深いレンジを狙います。
それで、年間のガイドを過ごしている感じです。
担: なるほど。平和さんもハマってしまったイサキを狙うなら、6~8月に行かないといけないという事ですね。
平: そうですね、特に7月の上旬までが良いですね。イサキ釣りは船の上からフカセ釣りで狙うんです。アンカー下ろして、オキアミ撒いて、潮に仕掛けを流していって釣っています。
それこそ、「TG ウェーブマスター™」の1号とかが大活躍します。タナを決めて、沈めながら潮を捕まえて流していくので、シーズン初期の6月だったら石鯛の50cmクラスが当たってきたりします。当然マダイの60~80cmクラスも当たってきますし、他には6月下旬から7月の頭にかけてだったらオナガが釣れたり、クチブトの40cmオーバーが釣れたり、青物も回ったり。

少し、磯釣りにも通じるところがありますね。潮を捕まえて流していくっていう行為としては。
ただ、磯からだと綺麗に潮が流れている場所が限られていますが、船で行けば基本的に後ろに向いてまっすぐ潮が流れるようにするので、流して釣るという作業がやりやすいっていうのはあると思います。
担: 普段からやはり平和さんは磯のイメージが強いと思うので、船長として平和さんの姿を見ることが出来るのは非常に貴重ですね。
平: そうですね。ボートに乗って頂かないと船長としての私は見れないですね。
前の日までは磯のロケで船に乗って「船長」って話しかけていた自分が、次の日のガイドでは逆にお客さんから「船長」と呼ばれる訳です(笑)

楽しさを釣果だけに左右されたくない

担: では、平和さんがガイドの時に船長として大切にしている事とかモットーみたいな事ってあったりしますか?
平: うーん、何ですかね~。釣果だけで楽しさをあまり左右されたくなくて、もちろん釣れるように全力は尽くすのですが、その前に大事なことがあって。
例えばエギングのシーズンに初めてエギングをするという方も結構いらっしゃって、竿やリールもタックルを一式レンタルするような方にただ単に釣らせるのではなく、エギングというのはどういう釣り? 一体、何? というのを知って欲しくて、最初に説明をしっかりすることを大切にしています。

平: 初めて竿を握るんですっていう方にも「釣りってなに」という話と「エギングは何をしないといけないのか」「どうしてエギを使って釣るのか」みたいな話をして、桟橋で横ならびに並んで投げ方とか動かし方とかどんなアクションが良くていつイカが抱いてくるのか、引っ掛けないと掛らないアワセの大切さとか、そういう事を全部時間を掛けてまず説明します。それで各々がちゃんと頭の中で「だからエギなんだ」とか「こういう動作が必要なんだ」という事がイメージできて、自分で考えて釣りができるようにしてスタートします。
長い時は一時間半ぐらい時間をかけているんじゃないかな?
それぞれ、捉え方は違うかもしれませんが、自分で考えて想像しながら釣りをすることが一番の釣りの魅力であり深く楽しむコツなので。
何も知らなくて釣り場に着いて釣れることもあるけど、それよりは「そろそろ、底に着くころかな?」「こうやってシャクって、止めるんだったな」そういったことを頭の中で想像できてやれたほうがいいじゃないですか。それで釣れたら、なおさら嬉しいじゃないですか。
シーバスの時も、「なぜこの時期に、この水深のところに来たかというとですね……」みたいな話からきちんと説明して、「あー、なるほど。今は30mなんだ。」「コウナゴって砂から出てきて今の時期は浮遊しているんだ」って具体的にイメージが湧けるようしてから、自分の持っている竿と糸を見つめながらルアーチェンジをする。
そういう事が釣りの楽しさの大前提になると思っているので、その為のネタを一生懸命伝えることがガイドで一番大事かなと思っています。
担: なるほどですね。道具の使い方はもちろんのこと、魚の習性までいろいろ知って釣りをするのと知らないで釣りをするのとでは大きな違いですからね。
平: そうです。素人の方は素人なりに膨らむイメージがありますし。
「これ使って釣りしとけばいいよ」で済ませてしまうのは、ちょっと寂しい気がしますよね。
担: あまり漠然とした感じで釣れるよりは、絶対に考えて釣ったほうが楽しいですしね。

「もっと釣りたい」というモチベーションに繋げる

平: あとは基本的に「食べて美味しい」ターゲットしか積極的に追わないガイドをしています。
担: やはり、「食の楽しさ」も大事ということですか?
平: そうです。朝、桟橋で練習して、「本番行きましょう!」って海に出て、海の上でも傍で教えてあげたり実際に釣ってみせたりして、一回お昼に桟橋まで戻ってきてそこで全員で昼食をとる。
その時に釣ったイカや魚のさばき方をレクチャーしながらその場でさばいて皆で食べるんです。
自分で釣ったイカや魚を初めて食べた人とかは、やっぱりその美味しさに感動して、自宅に持って帰って食べる楽しみが出来ることで、もう一段テンションが上がった状態で午後からまた釣りに出かける訳です。そこが「もっと釣りたい」というモチベーションに繋がっていきます。
そういったところも大事にしてガイドをしていますね。

―― インタビューは次回に続きます。

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