担当(以下-担) 久しぶりのウェブマガジンの登場となりますが、今回も宜しくお願い致します。
平和(以下-平) どうぞ、宜しくお願いします。
担 今、平和さん、五島（長崎）にいらっしゃるみたいですね。
平 そうなんですよ。ムービーの取材から数えて、もう４回目の五島です（笑）
担 シーズン本番ということで、この時期はやっぱりお忙しいですよね。競技会だったり、取材だったり。
平 そうなんです。

2015年のロケを振り返って

担 今年もピース・ザ・ムービーで各地に赴き撮影をしてきましたが、特に思い出もしくは印象に残っている釣り場やシーンとかってありますか？
平 基本的にどこも全部楽しかったんですけど、「悔しさ一番」はやっぱり佐多岬（鹿児島）ですね。

平 磯場を見ても、あれだけ場の力がありそうな所でしたからね～。「ここはスゴイはずだ」と。何らかの原因で魚っ気が無かったというのは残念でしたし、悔しかったです。
担 そうですね。天候が悪くて、時間が限られたのも痛かったですね。また是非、リベンジカードを引いて頂いて再チャレンジしたいところですね！
平 はははっ（笑）本当ですね。リベンジカード増やして下さい（笑）

平 次に、「情熱一番」は沖の島（高知）のオナガですね。あの世界はやっぱり、自分自身が激アツになれる数少ない場所だと思います。
担 確かに、釣りしている平和さんは近寄りづらいオーラと集中力を感じます。

平 それで、「ほんわか一番」は広島の渚釣りです。あれはあれで、一番釣りが厳しい夏の時期に涼しみながら釣りが出来るし、あの世界観が何とも言えない！！あれは、楽しかったな～。
担 靴を脱いで、そのまま水に足をつけて釣りできるなんて、なかなか出来ないですよね。
平 そうなんです。自分自身も初めての体験だったから、なおさらですね。より、新鮮だったというか。
担 良いチヌにも出会えましたしね。
平 そうそう。是非、またやりたい釣りになりましたね。

平和プロが選ぶ、今年のMVPアイテム

担 今年は平和さんのアイテムも更に充実して、平和さん自身の釣りの中でもいろいろと活躍したと思うのですが、今年、印象深いMVP的なアイテムってあったりしますか？
平 それはもう、ぶっちぎりで「TGピースマスター磯ビヨンド」でしょ！！
担 やっぱり「ビヨンド」ですか。
平 そうですね。誕生するキッカケは、手に負えないオナガ釣りをこの3年ぐらいずっとやってきて、自分がそれまで思い描いていた最強理論の中から大きく方向転換をしたというか、「もしかして、こっちのほうが良いんじゃないか？」「ここを変えたほうが良いんじゃないか？」という感じで、現場から生まれてきたラインでした。しかも、思った以上というかミラクルに近いぐらい、モノ（製品）の完成度が高く出来あがってくれて。まぁ、開発の人は大変だったと思うのですが。

平 それで、テストしながらオナガにしてもシマアジにしてもマダイにしても捕れているし、しっかりと形に出来たし、やっぱりラインってルアーであってもエサ釣りであっても、ジャンルを超えて「命綱」じゃないけど糸が耐えてくれる事で「夢サイズに届かない」「自己記録を更新できない」という壁を打ち破れる。
担 そうですね。唯一、魚と繋がっているものですからね。
平 だから、「ビヨンド」が確信的なところで製品化できたのは、自分にとっても本当に心強い。ついこの間もオナガ釣りに行って、魚を掛けた後オーバーハングの中に何度も入られて、何度もとめながらのかなり厳しいやり取りだったんですがラインが耐えてくれて55cmぐらいのオナガをキャッチできたんです。
担 おおー！スゴイですね！！
平 それで、ラインのウキから上の道糸がズタズタだったんです。明らかに、触らなくても目で見て分かるくらいに。削られ、潰れ、変形して本当にズタズタだったのに、最後まで耐えてくれたっていうのが、やっぱり「ビヨンド」の特性なのかなと感じされられました。
担 なるほどですねー。実体験でさらに確信になりますね。
平 これから先、「ビヨンド」というキッカケができたことで、よりチャレンジ力が高まり、今の最高峰が「ビヨンド」だとしても、ここからまた更に良いものを目指して形にしていくにあたって、これまでは無かった道が見えたかなってところは、今後、すごく楽しみなところです。それだけでも、この「ビヨンド」は大きなきっかけとなったと感じます。
担 これから先、更に進化した製品と共に進化した平和卓也が見られる可能性がある訳ですね。
平 「ビヨンド」が無かったら見えなかったものが、いろいろと見えてくる可能性が高いなと思います。
担 新しい境地を見いだしたという感じですね。
平 そうそう。実際に、結果がともなっていますから。これだけ釣りしていると、結果がわかりやすいですから。将来的にも楽しみです。
担 また、更なる可能性を求めて頑張って頂きたいです。
平 「ビヨンド」がまったく今までのスタイルとは違うラインなので、逆に「魚に切られて困っている」みたいな方々には、この「ビヨンド」のテイストを味わってほしいなと思います。
担 わかりました。ということで、平和さんの今年のMVPというかMV"M"（モノ）はビヨンドということで決定しました。

＜次回に続く＞