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#63 厳寒期のグレ釣り、平和式攻略

担当者(以下、担): 2~3月のグレ釣りは水温が下がり、いよいよ厳しい季節ですね。それでもグレの顔が見たいと磯に通われるフカセ釣りファンは多く、そんな人向けに今回はアドバイスをお願いします。
平和(以下、平): いえいえ、2ケタ釣果を望むのはむずかしいと思いますが、口太グレの45cmオーバー、近場に通っているグレ釣りファンなら自己記録更新も期待できる時期ですから、一撃必釣の心づもりで出かけていただきたい時期ですよ。
担 エサ取りがほとんどいない、いても活性が極端に低くなるのでグレにアプローチしやすくなりますからね。 木っ葉グレいなくなるので良型が期待できるわけですね。
平: そうです。ただ、成人のグレも活性が低い。水温が下がると変温動物のグレは動こうにも体を動かすのが極端に鈍くなる。そんな魚を相手にするためには彼らの口元までサシエサを届ける気持ちが大切になると思っています。

担: 魚はどんなところにいるのでしょう?
平: 沖の深場に移動しなくても越冬できる居着きの魚がターゲット。磯際から水深のあるポイントや海底が凸凹したポイント、大きなワンドの中の磯際や海溝に身を寄せ、体力を温存しているイメージです。 行動範囲が狭いのでサシエサを近づけることでヒット率をあげるように心がけています。居食いのパターンも少なくないです。
担: 水温が多少とも上がる昼間の方がアタリが出やすいと考えてよいのですか?
平: 一般には太陽が昇ってから、午前10時から午後2時ごろまでかなあ。でも、潮回り、潮の干満とか流れ、天候なども影響するのでぼくは磯に上がったその日の様子で釣り方を組み立てます。午前10時からがんばったらいいやというような磯釣りファンは1人もいないと思いますが。(笑)

担: 厳寒期の釣りというと大きなオモリで仕掛けを磯際にドンッと沈める印象ですが……。
平: 魚の口元にサシエサを届けるようとするため、そんな釣り方もアリです。磯際をねらって仕掛けを落とし込み、エサがとられなかったらもっと磯際、もっと深く探ってみます。深いところ、たとえばサオ2本以上のタナを探ることが多くなるため1号のオモリ、1号のウキの出番は少なくないですね。
担: サシエサの選択はどうでしょう?
平: 魚の活性が低いと思われるため小さなオキアミ、柔らかいオキアミを意識して使います。マキエサの中にまぜこんだオキアミのなかから拾うことも珍しくないです。

まったくアタリが出ない場合は

担: たとえば1号のオモリとオモリの負荷に見合ったウキで深いポイントを探っていて、
まったくアタリが出ない場合はどうしますか?
平: 厳寒期の釣りに限ったわけではないですが、仕掛け全体を軽くしています。
ハリを小さく、一つのたとえですが、ウキをTGウェーブマスターL1号だったらTGタイドマスター5Bに変更、オモリも5Bに変えウキ下サオ2本分で釣りをしていてアタリが出るようになったとします。
これでハリに乗らない場合、TGピースマスター感度Bにかえます。

もちろんサオ2本分の深ダナをまでサシエサを届けるのは苦労します。
まあ、届けられる範囲で軽くすると理解してください。アタリは出やすくなるはずです。
グレかどうか分からないけれどサシエサがなくなるポイントやタナを探すことがまず最初の作業です。
磯際、シモリ際、海溝を一つの目安にします。とにかく早くエサがなくなるポイントを見つけることが肝心です。

厳寒期のグレ釣りはアタリは少なくても口太なら45cmオーバーが期待できる時期ですから自己記録更新も視野に入れ、とりあえず磯に上がる価値はあります。
ものすごく寒い時期ですが1尾だけで幸せになれるはずです。

思ったように釣れた、釣れなかった。目標を達成できた、できなかった。
一番の思い出の釣行、魚、など、2014年の釣りを振り返ってください。

2014年は、高知県沖の島・鵜来島(ウグリジマ)の日本記録級の尾長グレにどっぷりはまった一年でした。
尾長グレは、とても賢く、その引きは他の魚にはない強烈なものです。磯師ならこの魚にはまらない人はいないでしょう。

結局今年は鵜来島での勝負に勝つ事ができず、夢の途中で年を越すことになりました。
来年こそは!と今からファイトを燃やして新年を迎えたいと思います。

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