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#103 例年よりも早い春本番! 〜笛木流「ラン&ガン」or「回遊待ち」の選択法〜

最近の釣行といえば、まずは北陸でのフィッシングショーの合間に行った「九頭竜川でのサクラマスチャレンジ」!
しかし、今シーズン大雪だった影響で、かなり増水しており水量は多め。そのため例年の実釣ポイントへはウェーディングできず、流下するゴミも多く苦戦する結果に(汗)。

他には今シーズン好調のヤリイカを狙い、陸っぱりのエギングとオフショア(遊漁船)でのメタルスッテを楽しんだ。近日、『ソルティ』誌連載の釣行記にて紹介予定ですのでお楽しみに!

次回のコラム配信までに九州、小笠原への遠征予定!! 良い報告ができるよう頑張ってきます!
いよいよエギング好シーズンを迎えるので、みなさまも楽しんで釣行してきてくださいね~♪

<今回のテーマ>
~エギングのよくあるお悩み「ラン&ガン」? それとも「粘る」?~

例年よりも早いタイミングで桜前線が北上し、いよいよ春本番!!
待ちに待った春エギングシーズンの好期を迎えて送る今回のテーマだが、まずはそれぞれの釣り方の特徴やメソッドから説明させていただきたい。
前回同様、抽象的過ぎるテーマで、どのくらいの時間で移動するかなどの定義が指定されておらずあいまいで解説に悩んでしまう……。それはさておき、

〇 ラン&ガンでの実釣メリット

ラン&ガンでの実釣は広範囲を手返し良く探るので、好条件時は活性の高い反応の良いイカを効率良く狙える、色々なポイントを短時間で回るので周辺エリアの状況が把握しやすい。

× ラン&ガンでの実釣デメリット

逆にイカの活性が低く渋い状況では、移動に時間を費やし実釣可能な時間が少ないこともあり、いろいろなパターンを試し、一杯を確実に狙って獲るのが難しい。
移動先のポイントに入釣することができない可能性がある。
さらに、活性の高い反応の良いイカの群れの回遊タイミングを外してしまう可能性がある。

〇 一カ所で粘る(回遊待ち)実釣のメリット

実釣しているポイントの釣れる条件(潮位や潮流の向きなど)を把握しやすい。
実釣時間を長く取れるので、条件が揃えば釣れる確率が高い。
群れで回遊してくる場合などは連続でキャッチ成功となることも!?
実釣ポイントの状況も把握しやすい。

× 一カ所で粘る(回遊待ち)実釣のデメリット

条件が悪く、アオリイカの回遊がない場合はホゲる!? 可能性が高いetc.

そもそもアオリイカは一カ所に居着くことはなく常に回遊している。
現在三重県の船宿と研究機関で電子タグなどを用いて生態を詳しく調査中であり、今後アオリイカの回遊を好む条件や泳層の水深など、実釣に役立つ情報を今後紹介させていただきたい。

そもそもアオリイカは潮流に乗り、常に回遊しエサとなるベイトを探したり、産卵行動を共にするパートナーを求めており、“居着き”のアオリイカはいない。
実釣の折、釣果を上げたいのであれば、実釣ポイントの条件に合わせラン&ガン、または一カ所で回遊待ちで狙うべきだと思う。
ざっくりだが、水温が高くベイトがおり、潮流が効いている場合には、一カ所で粘り回遊待ち。
潮が効かず大雨の影響による塩分濃度が低いなどの条件ではラン&ガンでポイント移動も仕方がないが、当月の風向き、タイドスケジュール、釣況などしっかり条件の良いポイントを選別した上でアオリイカの回遊待つ釣り方がベストでは? と私は考える。

ただし、一カ所のポイントで粘るにしても、キャスト毎に投げる方向や距離を変える、狙うレンジを浅いレンジから深いレンジと広範囲に探る、使用するエギのカラーローテーションをしつつ当日のヒットカラーを探る、シャクリのテンポやダートアクションの大きさを変え当日のヒットパターンを探るなど、努力を惜しまずにこれからのシーズン好期を楽しんでいただきたいと思う。

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