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#102 ロッド選び? ドラグ設定のコツ? ~セミナーなどでよく聞かれる質問について~

今シーズン絶好調のヤリイカを数回に渡って釣行♪
伊豆周辺でヤリイカが陸っぱりで狙えるのは、適水温がアオリイカより低いため、期間限定。
ただ、ヤリイカは群れで回遊してくることが多く、数が狙える。

今回の釣行では、EZリーダーにドロッパーを装着して「ショアティップランプラス」!? や、ショアジギングならぬ「ショアメタルスッテ」!? 釣法を試し大漁~♪ の釣果。
関東や関西・九州などのエリアでは知られていないが、北海道などの陸っぱりでは以前から楽しまれている釣法で、実釣時は一荷でヒットする場面もあり楽しめました。

実釣の様子は近日発売予定のソルティ誌面に掲載予定の他、デュエルの釣行記にも入稿予定ですのでお楽しみに~♪

<今回のテーマ>
~セミナーなどでよく聞かれる質問について~

エギングに関して多い質問としては、
・エギングタックルの選び方、使い方、リールのドラグ設定、男女の差
・シーズンによる使用エギのサイズ調整
あたりが挙げられる。

まずタックルの選び方から説明させていただくと、狙うべきイカのサイズでおよそメインに使用するエギのサイズが決まり、そのエギを操作するにあたり適合したパワーランクのロッドが絞れ、使用する条件(たとえば地磯・堤防・サーフなど)により長さや携帯性(仕舞寸法)を選び、そのロッドに適合したリールをセレクトするのが順当である。
男女の違いも、性差よりもフィジカル(筋力)的な能力により、タックルのレングスやウエイトを決定すると良い。

ロッド

最近の流行で、LやMLなどのパワーランクのタックルが多くなってきているが、LやMLのパワーランクのロッドで3.5号や3.8号、4.0号が適合となっていても、エギにしっかりダートさせるための入力を伝達するためには、シャクリ幅やシャクる動作自体が大きく必要になってしまう。

特に知っていただきたいのは「エギングでは、エギの胴体に抱きついたイカを、アワセの動作でカンナへずらしてフッキングさせることが必要になる」ということで、特にこれから迎える春のシーズンは大型のイカがターゲット。大型のイカほど、触腕や腕(足)の抱き込む力が強く、ロッドのパワーランクが小さくなるほど、フッキング時に大きなアワセが必要となる。

秋のシーズンにエギにチェイスしてきた新仔のアオリイカを足元でジラして釣る場合などでも、柔らかいロッドだとロッドがアワセの力を吸収してしまい、せっかく触ったイカがカンナにスレずフッキングせず、チップしてしまうことも多くなる。

基本的にエギングロッドは、オーバーパワーのモノを選ぶことをオススメする。

MやMHのオーバーパワーなエギングロッドで3.5号以下の2.0号、1.8号などの極小エギを操作することは可能だが、LやMLのエギングロッドではロッド操作のアクションが大きくなり、アングラー自体への負担も大きく、また3.5号、4.0号などの大きめのエギをロングキャストしたり、ディープタイプのエギをディープレンジで操作する条件ではエギのパフォーマンスを充分に引き出すことは難しくなる。

リール

リールは2500~3000番程度の大きさが一般的でロッドに合わせて選ぶが、エギングで使用する場合はノーマルギアもしくはパワーギア(PG)が良い。
ハイギア(HG)エクストラハイギア(XG)などは、市場調査でエギング専用リールの半数位の売り上げを占めているが、エギをダートさせるためにロッドでシャクリ動作をしながらリールを巻く(いわゆる巻きシャクリ・ワンピッチワンジャーク操作の)際に、HGやXGでは横方向にダートするエギ方向を前方に引っ張ってしまい、結果エギのダート性能を充分に活用できなくなってしまう。

ライトソルトゲームのジャンル内でエギングは特にタックルに負荷をかけるゲームだが、HGやXGなどハイギアタイプのリールより、ノーマルやPGなどローギアタイプのリールを使用する方がギアにかかる負荷が分散し壊れにくい。

ドラグ設定

続いてドラグ設定について。
周知の通り、リールのドラグ機能とは、設定した負荷を越える負荷がかかった際にリールのスプールが逆転する機能で、ラインブレイクやタックルの破損を防ぐ機構。
エギングにおいては予期せぬ大物などがヒットした際に、ラインブレイクやタックルの破損を防ぐ他に、小型のイカがヒットした場合や触腕1本にカンナがかかった場合など、イカの身切れを減らし、バラシの軽減を狙う場合にも重宝する。

使用するエギをきちんとダートアクションをさせる際にはエギのサイズ・特性の他、実際のアングラーとの距離・足場の高さ・アクションさせるエギの水深や潮流・ラインの太さ・ロッドの長さや固さなどによりエギに掛かる抵抗が変化する。

エギをきちんときれいにダートさせるには、エギのサイズやボディタイプなどを調整して適正な力加減をかけることが必要となる。ドラグを活用すれば、やや強めやラフにロッドのシャクリ動作をした場合にエギに伝わる力加減をドラグを滑らせて調節することもできる。
特に「強くシャクリ過ぎてはいけない」軽いロッドをジャークするような操作で、水中で移動距離を抑えつつドッグウォークするアクションが効果的な誘いになる『EZ-Q CAST』シリーズを使用する時に、上手にドラグ機能を活用すると重宝する。

ただし、実釣時においては、距離が遠いほど、水深が深いほど、足場が高いほど、またラインが太いほど、エギに掛かる抵抗が強くなり、エギとアングラーの距離が近づくにつれ抵抗が減少するので、シャクリ始めは強く、手前にエギがきたらドラグを徐々に弱くする必要がある。

ドラグの設定は、ロッドの硬さや調子、ガイド数や種類、使用するライン号数や材質、設定時のロッド角度によって変わってしまうが、ロッドをしゃくった時の力を適正な加減でエギに伝わるように設定するなら、実釣時キャストしたエギを実際にシャクリ始めるタイミングでリールを目一杯早巻きして、ドラグが少しずつ滑る位に設定すると良い。

なお、シャクリ動作を続けてエギが足元に近づいてくるにつれ、ドラグを少しずつ緩めるとエギが適正にダートさせやすい設定になる。

デュエルムービーのバックナンバーでのEZ-Qシリーズを使用している時の動画を参考にし、ぜひ試していただきたいと思います。

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