担当者(以下担) 今回はふた月半ぶりのごぶさたです(注:前回は9.15配信号)。
松岡(以下松) また間が開きましたね(笑)。
担 最近はどうですか?
松 いつも通りぼちぼちです(笑)。ヒラスズキとかいろいろ動いてますよ。
担 時期的にはどうなんですか?
松 いまは一番いいですね。今年はとくに暖かくて、いまようやく冷え込みが来る感じでいいですよね(注:インタビューは11月下旬)。
担 時期のズレが続いているんですね。
松 そうですね。秋の釣りが遅くなって、いま秋本番の釣りって感じです。半月からひと月は遅れてるかなぁ。
担 それはヒラスズキにはいいんですか?
松 いいですね。シーバスもそうですけど、低水温よりは高水温のがいいので。むちゃくちゃ冷たいよりは、適水温で16~23℃とかくらいですからね。
担 じゃあいま実釣もお忙しいですね。
松 今日も磯でした(笑)。でも荒れまくってましたねぇ。ヒラスズキは荒れて濁りが入っちゃうとダメですね。夜だったら磯でも川でもサーフでも、濁ってても釣れるんですよ。でも昼に濁るとホントに釣れないです。
担 夜に釣れるなら、見えないのは同じだろうっていうのはありますけどね。
松 潮なのか、なんか嫌がりますね。まぁ濁りがなければ釣れてはいるんですけど。いい時期だと思います。
担 そんなタイミングですが、東京湾で実釣ロケをされたそうで(シーバスマガジン1月号に掲載)。
どういう釣りをされたんですが?
松 河川から、干潟から沖提からいろいろと。
東京、千葉、神奈川と3県をまたいでやりましたが……大変ですねぇ!
担 なにがですか?
松 実際、釣りが難しいとは感じないんですが、その周辺事項ですよね。車を停めたりとか……。
担 そうですねぇ! なにしろ人が多いですから。
松 難しいと言えばそっちだったんですよ。シーバス自体は数も多いし、目の前にルアーが通ればまぁ大なり小なり反応はあるかなと。
担 もちろん松岡さんの腕があってのことでしょうけど。
松 自然環境には強いんですけど、コンクリートジャングルは(苦笑)。
それこそ自転車とかの動きやすいのかなって。
担 コインパーキングに停めるとかですもんね。
松 あとはどこまで入っていいのかとか。
担 難しいですよね。ある意味ローカルルールが厳しいというか。
松 それは思いました。釣りの組み立て方と言うか、移動も時間がかかるし。午前中に1ポイント、午後に1ポイント。デイゲームならアウエイのオレはその程度ですね。ラン&ガンが難しい。
特に印象的だったのは沖提でしたね。魚は釣れなかったんですけど、タイミング次第で釣れてるんですよ。
で、シーバスは堤防に着くというよりも、ベイトに対しての回遊ですね。そういう感じが見受けられて、魚が多いわりには、沖にある堤防に着かないのは不思議でした。
普通に考えれば、岬の張り出しがあってワンドになってて潮の反転流も起こるのに着かない。
水深が浅いからというのもあるでしょうけど、沖提に乗りつつも干潟の釣りをしている感覚でした(笑)。
それで、対岸に干潟が見えて、ここで釣れるなら対岸もありだよねってなって対岸に入ったんですけど、そこで得意なトップウォーターの釣りを展開したのが功を奏しました。
担 なんのルアーで釣ったんですか?
松 『シルバーポップ™』でしたね。ポッパーがよかったです。
先行者はバイブレーションとかミノーを引いてるんですけど反応がない。でもトップを引くと面白いように出るんですよ。先に撃ってもらっても、後からトップで出ちゃうんで。
担 すごいですね。それって何が理由なんでしょうか?
松 撃つスポットもありますけど、トップの気付かせる力ですよね。
不思議なのが、以前も東京湾でミノーやバイブレーションを投げても藻が引っかかったりしてたんで、トップの方がアピールもできるし実際に釣れるんですけど、それを他の釣り人に見せても使わないんですよ(笑)。
担 なるほど(笑)。『HARDCORE® TT LIPLESS 95F MD』でも釣られたんですよね?
松 あれはうれしい1本でした。観察してるとベイトのボラが定期的に岸沿いを動いてるんですよ。でも、群れがブレイクラインを通りたがらなくて、外れたラインを通ってるんですね。あれはあそこにいるぞと思ったんですけど、届かなかったんです。あと数mってとこなんですけど。
それでピンときて、これは時合いがあるなと15時くらいから見てたんですよ。
で、どんどん暗くなってきて、夕マズメが早いな! と驚きつつ(笑)、待ってると急にベイトが走り出して水面がザワついたんですよ。
松 それで橋脚の流れのヨレを撃ったら一発でした。やっぱりコレだな~! と思ったら時合い終了です。
その後も粘ったんですけど、シーンとしてました(笑)。
担 その瞬間だけだったと。
松 それも回遊ですよね。それを感じで干潟に入ってトップで釣りました。
ベイトの動きと地形と時合いといろいろ考えて入ったら、やっぱりタイミングでしたね。
あんなに反応するんだってくらいのバイトでした。でもいろいろと勉強になりました。
担 ローカルルールも含めてですね。
松 そうですね。先行者には十分注意しないとダメですね。
知らなかったでは済まないこともありますので(苦笑)。
担 釣り以外のことでというのは実は難易度は高いですよね。
ではその釣行の詳細は『シーバスマガジン』でということで。
松 そうですね。
担 お忙しい中、ありがとうございました。
松 こちらこそ。次回は年明けですかね(笑)。ちょっと早いですが、みなさん良いお年を(笑)。
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