担当者(以下担) またまたひと月半ぶりのごぶさたです。
松岡(以下松) こちらこそ。
担 最近はどうですか?
松 まぁぼちぼちですね。可愛いのが釣れます(笑)。チヌだったりシーバスだったり。
担 (笑)。
松 いろいろやることもあるんでやってますよ。
担 では早速、この号が配信されるころ(9/15以降)のシーバス事情なんですが。
松 場所にもよりますが、いまやっと釣れ始めてますよね。
担 年によって傾向も違うと思うんですけど、どうですか?
松 今年は九州、他の地方もそうだと思いますが、雨がとにかく多かったんですよ。それに梅雨が長引いて、夏が全然なかった感じですね。特に宮崎や鹿児島とかの九州南部だと、晴れたのは2日間くらいだったかな。
担 あらら。
松 それでいま(注:9月上旬)が夏なんですよ、水中が。水温が上がってきたなと。増水増水で水も引かなくて、ようやく落ち着いた感じです。
松 いまが例年の8月上旬ですよね、感覚的には。
担 それは遅いですね。
松 不思議な感じです。普通、暑い時に雨が降れば恵みの雨になって、それが釣れるタイミングになるんですが、今年は迷惑の雨ですよ。
担 なるほど~。
松 実際にポイントも潰れましたし。立つ場所も水に浸かってたりして。ようやく最近ですよ、水が落ち着いてまともにシーバスが狙えたのは。8月でも状況が戻らない。いまようやく戻り始めて、気が付いたら秋始まりますよみたいな感覚です(笑)。状況としてはこれからよくなるかもしれませんが、正直まだ読めない感じです。
担 過去の経験から、どういうところに注意すればいいんでしょうか?
松 いまは秋、冬の釣りを組み立てる上でどう動くか、大事な時期ですよね。しかもまだこれから台風がきたりもするので、それも踏まえないといけませんよね。魚の付き場を見失わないようにしないと。
担 魚がどこにいるかですね。
松 中流なのか上流なのか。アユが落ち始めて上流にさすのか、それこそ上流にいるのがあえて中流に落ちてくるのか。上りか下りかに注目します。僕の場合は、基本は中流から考えますね。中流から釣り始めて、そこなのかそれとも上流なのかと。そこに台風などの増水の影響も考えつつということですよね。
担 このたび、テストもされていたと思われますが、Armoredシリーズの最新作、『Armored F+ Pro』がリリースされます。
松 このライン自体、自分的にはずっと使ってきたモデルなんですよね。要はアーマードシリーズが発売された時にも、それ以前からテストで使ってました。
松 それで当初から思っていたのは、ちょっと硬いんじゃないかなと。指をかけたり結んだりしても毛羽立ちが少ないんですよね。つまりは耐摩耗性が高いということですが。
担 強いイコール硬いは必然ですよね。
松 そうですね。でもそうなると、僕は問題ないんですが、ビギナー、初心者の方にはちょっと扱いにくいんじゃないかなと。ラインメンディングやサミングをしっかりできる人だとまったく気にならないし、かえって使いやすいくらいで、利点も多いんですけどね。そういった意味も込めて“Pro”になりました。
担 ハイレベル仕様ってことですね。
松 そうなりますね。パワーアップは当然してますので。特性を理解してラインを使いこなせるかどうかが問われます。
担 ではそのためのアドバイスをお願いします。
松 通常のラインよりも張りがあるので、それですね。自分はどちらかといえば、攻撃的な釣り、漠然と投げて巻いて食わせるのではなく、テンポよくストラクチャーをタイトに撃つ。感度もいいので、トップでも中層でもボトムでもどんどん攻め込んでいく。速い釣りですよね。港湾部だったらバイブレーションの表層早巻きのストップ&ゴー。ボトムまで落として一気に巻き上げてリアクションだとか。水切り、水の抵抗も通常のラインよりもピーキーなので、攻撃的なスタイルを意識して使ってみてください。
担 了解です。ありがとうございました。
DUEL WEB MAGAZINEをお楽しみ頂くには、無料の会員登録が必要です
所要時間は3分ほどで、メールアドレスがあればどなたでもご登録頂けます
魅力的なスタッフコラムや、釣果の投稿などのコンテンツが盛り沢山です
この機会にぜひご登録ください!