担当者（以下担）： ごぶさたしています。
松岡（以下松）： こちらこそ。
担： お体の方はいかがですか？
松： 順調にボチボチ釣りも始めてます。なんとかですが（笑）。
担： 最近は何を釣られたんですか？
松： 青物だったりヒラスズキだったりですね。
まだ完全ではないですけど、磯を歩いたりとかは普通にできてます。
担： リハビリも並行して？
松： そうですね。まだあとひと月くらいは必要ですね。
担： 回復も早いですよね？
松： まぁこんなもんですよ（笑）。でも筋力が落ちるスピードと付くスピードはぜんぜん違いますね。落ちるのは３日でも、付けるのはひと月かかりますよ。なので、焦らず、折れないようにやってますけど、釣りってやっぱり大変ですよね。斜面を歩いたりとか、普段の生活では歩かないような場所を歩くじゃないですか。ちょっとしたことなんですけど、それは感じましたね。意外と体を使うんだなって。

松： 最初は怖くてテトラを飛ぶことすらできませんでしたから。踏ん張れないし体のバランスが取れない。前はテトラなんて走れたんですけどね（笑）。まだ一歩一歩ですね。
担： 普段鍛錬されている松岡さんでもそうなんですね。
松： そうですね。まだまだ頑張りますよ。

今回のテーマは「ハードコアＴＴリップレス」

担： まずは、どういったルアーなんですか？
松： シャローエリア攻略のルアーですね。シャローとはいっても表層から水面下１ｍまでをシャローと捉えていいと思いますが、その１ｍのレンジをどうやって釣っていくか。それがキーになるんですよね。ＳＲはより表層に近く、ＭＤはその下のレンジを探れます。
担： ふたつに分かれてるんですね。
松： 巻くロッドの角度によってさらに細かく、リフト＆フォールの感覚で上下もできるような設計になってます。ただタングステンウエイトを搭載しているだけではなく、比重やボディバランスを考えて、ボディ全体で泳がせるイメージで作られていますね。一定レンジをただ泳ぐだけではなくて、使い慣れると意図的な調整ができます。意のままに操作できることがこのルアーの最大の魅力ですね。
担： 一辺倒じゃないと。
松： 足元のバイトって多いじゃないですか。フワッと浮上する時に食いついてくるんですが、それも意図的にできます。上げたい時に上げれられると。
担： サイズが細かく分かれているんですが、これは？
松： いわゆる比重の調整ですね。サイズを微妙に変えることで、浮力や泳ぐレンジを調整していて、魚が吸い込みやすい比重にもなっています。
担： 細かいですね！
松： 何度もテストをした結果ですね。フッキング性能はかなり高いと思いますよ。

担： それではニューカラーのパールチャートはどんなカラーなんですか？
松： ナイトゲームやローライト、水色が濁っている時とかに活躍しますね。意外と磯でもヒラやマルの時でもサラシの中でも目立つのか、ナチュラルなのかは微妙ですが、効果的なんですよね。
ある意味定番で、いろんなシーンで使えるからこそ、使い手の考え方次第だと思います。
ヒラスズキならナチュラルで、シーバスにはアピールになる。パール系のカラーは万能なのかそうじゃないのか昔からよくわからないカラーですね。でも釣れるんですよ。まぁ僕自身がカラーに対してはわりとおおらかなのでそう思ってるだけかもしれませんが（笑）。
担： だからこそ思い入れも大事だと。
松： そうですね。クリアーピンクヘッドはカラー的にはギラギラ系ですよね。夜でもデイでも、磯でヒラを狙っていても、クリア系にしか食ってこない時ってあるんですよね。
個人的にはあんまり認めたくないんですが（笑）。
担： クリア系じゃないとダメという。
松： 光の加減とか何かあるんでしょうね。白光りというか、他のカラーとも光の質が違うんですよ。膨張色とは逆で小さく見えるとか。小さく見えても拡散する力は強いとか。
でもこれもパールと同じで、考え方とか使い方によって変わりますよね。意外とこの２色は使い手がどう考えて投入するかで生きてくるカラーでしょう。
「こうだからここで使え！」じゃなくて、「アナタはどう思いますか？」という。
担： 問われてますね（笑）。
松： ベーシックだからこそでしょうね。
担： それではＴＴリップレスを使う時のラインは？
松： なんでも合いますので、安心してください。
担： ちなみに松岡さんは？
松： 僕はＸ-ワイヤーかアーマードＦです。
担： 太さは？
松： シーバスには0.8号、ヒラスズキは1.5から２号です。プラグのなかでも使いやすいルアーなので、どんどん投げて使ってみてください。
担： ありがとうございました。