担当者（以下、担）： いつもお忙しいそうですね。釣りは行かれてますか？
松岡（以下、松）： プライベートではさっぱりです（苦笑）。福岡本社にいったりで。
担： 例のルアーの件もあってですか。
松： そうですね。来年のこととかもいろいろなんですが、 まだ年内にやらないといけないこともでてきました（笑）。恐ろしいですよ。
担： それはそれは（笑）。

ここまでのルアーは久しぶりというか、最高傑作じゃないですかね。

担： そんななか恐縮ですが、前回のメインコンテンツでもちょっとお話しいただいたHARDCORE BAY SHAD 80Sについてお話をということで、どんなルアーなんですか？
松： 港湾部がメインというか、とにかく使えるルアーになると思いますね。ハードコアシリーズにはなかったシャッド系ルアーですが、中層やちょっと深いレンジで釣りのテンポを変えられるんですよ。要はバイブレーションだとちょっと早すぎるとか、絶妙なレンジを刻んで攻略するのにはすごくいいです。ボリューム的にも小さいので、見せて食わせる能力も高いですね。

担： いわゆるシャッドプラグだと。
松： 港湾部に限らず、河川であったりサーフであったりでも使えますね。ヒラメやマゴチも狙えます。すごく使い勝手がいいルアーなので、タックルボックスに常備するルアーになりますね。
担： この間のお話でも、荻野さんと東京湾で釣られたということですが。 港湾部でのテストが多かったんですか？
松： いろんな場所でやりましたね。釣果も大事ですが、実際のフィールドで投げて引いてみて、これならこのシチュエーションでも釣れるなとか。釣りのイメージがでてくるじゃないですか。それがすごく大事なことで、状況はあまりよくなかったんですが、とにかくやろうと。やることに意義があるってことで。
ボートでもやりましたが、結果、いい釣果はでましたね。ちょっとレンジを下げたりとか、テンポをゆっくりしたりとか、移動距離を抑えてネチネチジャークさせるとか。ピンポイントで釣ることもできるし、レンジを刻むこともできて、食わせの能力がすごく高かったです。バイブレーションならアタリだけだなというショートバイトも獲れました。ここまでちゃんとできるルアーは久しぶりというか、最高傑作じゃないですかね。
担： おっと、傑作発言がでましたね（笑）。
松： 釣ってる量が違いますからね。圧倒的に多いです。小さいのからでかいのまで、魚が見てくれさえすれば、口を使ってくれるんじゃないかなってくらいです。

釣り人次第でいろんな使い方ができると思います。

担： アクション的には？
松： エギングみたいに２回ジャークして止めると、ヒラヒラ～ってフォールするんですが、そのときにドーン！と持っていくので、メチャメチャ気持ちいいです。
担： ただ巻きでもいいし、自分で操作もできると。
松： 釣り人次第でいろんな使い方ができると思います。
攻略できる範囲が広いですね。なかなか他にはないと思います。
担： テストだと、ただ釣れればいいってものでもないですよね。
松： どのルアーもそうですが、釣れる場所にはあえていかないですね。
そうじゃないと本当の力はわからないですから。釣れない釣りをわざとしたりもします。
担： それは辛そうですね（笑）。
松： 辛いんですけど、それでも釣れましたから。やっぱり信頼度が違ってきますね。
担： 傑作というお言葉もいただけたので、みなさんも期待していると思いますが、発売はいつ頃ですか？
松： 予定は来春ですが、早く使ってもらいたいですね。 他のメーカーが触っていないジャンルでもあるので、面白いし、きっと相当売れると思いますよ（笑）。
担： ありがとうございます（笑）。

思ったように釣れた、釣れなかった。目標を達成できた、できなかった。
一番の思い出の釣行、魚、など、2014年の釣りを振り返ってください。

今年は……台風に泣かされましたね（笑）。
元々シケオトコなのかもしれませんが、春から夏は前線、低気圧、秋からは台風と、特に今年はそう感じました。釣果もそうですが、撮影の予定が狂ってしまうのが辛かったですね。
プライベートならいいんですが、やらないわけにはいかないので。瞬間移動しなきゃこなせないんじゃないのってほど予定がギュウギュウになりました。さすがにいまは落ち着きましたが……とはいってもまだありますね（笑）。

毎年思いますが、やっぱり自然には勝てませんね。来年こそは、ナギオトコになりたいです（笑）。