担当者（以下、担）： よろしくお願いします。早速ですが、最近の釣り事情的にはどうですか？
松岡（以下、松）： 最近は……パッとしない。
というか、釣りができてないんですね。なにかと忙しくて。中止になったりしてね。

担： 台風が多かったですもんね。
松： そうなんですよ。ロケが延期になって、でも結局はやらないといけないので、過密になってしまいますね。本来は疲れが溜まらないようなスケジュールにしてるんですが、それがどんどんなくなっていっちゃいます。 こうなると眠れない日が続きますね。

担： 大変ですね。では、釣りはできないですが、いま気になる釣りものは？
松： シーバス、ヒラスズキ、オフショアでもヒラマサがよくなってきますし、カンパチもブリもよくなりますし、いろいろ釣れる最後の時期ではありますよね。シーズンのラストスパートじゃないですか。

CMにもでられるんじゃないかと（笑）

担： オフシーズンになったらなにをしてるんですか？
松： トレーニングですね。いまも鍛えてますけど。
担： ロケが延期になったときもしていると。
松： そうですね。体は動かしておかないと。最近は食事制限もして、体脂肪も落としてます。ライズアップのＣＭにもでれるんじゃないかと（笑）。
担： なるほど～（笑）。
松： 体脂肪は１８～２０％が一番力がでるといわれてますが、ただ、あまり体重が重いと関節も痛めるし、腰にも負担になりますよね。あとはなんといっても乳酸が溜まりやすくなっちゃいますよね。
担： いま体脂肪はいくつなんですか？
松： １４％ですね。６％落としました。
担： すごいですね！　体脂肪って落とすのは大変ですよね？
松： 食事も変えないとダメですね。最近は、揚げ物は一切食べてないです。

晩秋のおすすめとアドバイス

担： ぼちぼち晩秋ですが、防寒着はいつごろから着だすんですか？
松： やっぱりいま頃ですね。ただどんな時期でも必ず予備のインナーとアウターは用意してあります。釣り物によっても違いますよね。たとえばヒラスズキは寒いくらいの格好をするんですよ。歩いて動いてると暑くなっちゃうんで。でも、使わなくても準備はしてあります。

担： 備えてるんですね。では、この号が配信される頃の釣りのおすすめとアドバイスを。

松： やっぱりシーバスじゃないですか。その頃はベイト自体が大きかったりするんですよね。
九州だとコノシロだったり落ちアユだったりの最盛期が12月に入るまでですよね。
だから、もっとも大きな個体が釣れる可能性があります。
普段使わないような20cmオーバーのルアー、ハードコアミノーの21cmの出番です。
心理的に投げにくいサイズですが、小さいと食わないですよ。
30cmクラスのベイトなんで。大きいルアーで釣れるのは楽しいですし、なにしろデカいですから。

でも、それが不思議と、小さいイワシを食べているような状況でも釣れる可能性はあります。
大きいルアーって、まずは投げるまでが大変ですよね。でも、でかいのが釣れる最後のチャンスなので、せっかくだから普段使わない大きいのを使ってみると、釣りの幅が広がりますよ。

担： それでシーズンが締められたらいいですね。
松： そうですね。なので、ぜひ投げてみてください。

釣りをしていてつらいな～と思うことはなんですか？
また、その対処法を教えてください。

純粋につらいのは、やっぱり釣れないときですよね（笑）。
取材なんかで結果をださないといけないときに釣れないのはつらいです。
まぁ紙一重ではありますけど。

簡単に釣れるのは個人的にはあまり好きじゃないんです。
探して組立てて釣っていくのがいいんですが、それが通用しないとつらいですね。
いないんじゃないかなと思いますよ。朝早くから起きて夕方までノーバイト。
じゃあ夜なら釣れるだろうって思ってもダメ。20時間以上釣っててもダメとなると、さすがにへこみます（笑）。 でもそうなると、余計意地になるから、釣れるとさらに楽しいんですけどね。
そういう意味では紙一重ですね。