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#16 忘れちゃいけないヨーヅリハイドロ軍団

ウェブマガジンをご覧のみなさんこんにちは!
ニッチ部屋の管理人、開発・西島です。
今回は私がヒラマサやブリといった青物を釣る時によく使用するヨーヅリの超定番ルアーをご紹介します。

ハイドロシリーズ

肉厚のABSボディにワイヤースルー構造。
大物との真っ向勝負を想定したストロング仕様のシリーズがこのハイドロシリーズ。
ペンシルやポッパーといったトップウォーター系のアイテムから、ロングビルのディープダイバー、イカ型の変り種トローリングルアーなど、ショア・オフショア問わず使えるアイテム群で構成。

この中でも青物狙いの際特に使用頻度が高いのが『ハイドロペンシル』と『ハイドロポッパー』

■ハイドロペンシル

ハイドロペンシル™ フローティング 製品紹介

■ハイドロポッパー

ハイドロポッパー™ フローティング 製品紹介

青物用としては小さい部類の120mmクラス。
ハイドロペンシルはドッグウォークからダイビング、ハイドロポッパーはポッピングにスプラッシングとトップウォータープラグの基本を押さえた優等生。
大型のルアーでは出ないとき、または出るけどフックアップしないときはこのサイズが圧倒的に強い。小ベイト対策も含めオールシーズン一軍BOXに入れています。

それぞれの歴史

『ハイドロペンシル』と『ハイドロポッパー』いつ頃デビューしたモデルだと思いますか?

まずはハイドロペンシルから見ていきましょう。
ハイドロペンシルのデビューは2002年。
当時のカタログを見てもわかるように、海外向けのアイテムとして登場しました。

サイズは125mmの一機種のみ。
ちなみに国内向けにはドッグヒートという名前で販売されていました。

次にハイドロポッパーはどうでしょう?
こちらのデビューは2001年。

サイズは120mmと90mmの二種類。
小さい90mmはシーバスやヒラスズキにベストなサイズ。
ちなみにこのハイドロポッパーにはベースとなるモデルが既に存在していました。
それがこちら。

ハイドラタイガー(ハイドロタイガー)。
こちらのデビューは1990年。
今から30年近くも前になります。
この時のハイドラタイガーが進化を遂げ、のちのハイドロポッパーとなっています。
(カタログを見るとわかりますが、同時販売していた時期もあります)

ちなみにハイドラタイガーはダイビングポッパーとしての性能に優れていて、ショア・オフショア問わず様々な場面で活躍。

私はこのルアーが大好きで今でもよく使っています♪

使い方

ハイドロペンシル

基本はドッグウォーク系のアクションを想定して作られたものですが、針のサイズを変えることでダイビングペンシルとしても使用可能です。
ダイビングペンシルとして使用する際は前後の針を標準仕様の#1から#1/0へ交換することをお勧めします。(例:オーナー社 ST-56 #1/0もしくはST-66 #1/0)
同時にスプリットリングもパワースプリットリングに交換。
6号(100Lbs.クラス)がベストマッチ。

その他、ショア・オフショアの違いや潮の向き、波高、釣り場の高さでリングやリーダーの素材と太さ長さ、また接続金具等で微調整を行い自分にとって引きやすいセッティングを探します。
下記はショアで使う際の一般的なセッティングです。

メインライン:スーパーXワイヤー8 4号(60Lbs.)
リーダー:ハードコア パワーリーダーCN 18号(80Lbs.)
ルアーとの接続:コンビリング 6号
※プレスリング#6×スプリットリング#5

引き方のコツはラインスラックをしっかり出しソフトに引くこと。小さなボディなのでラフに扱うと水面を滑りミスダイブを連発してしまいます。

ハイドロポッパー

ベタ凪時も時化時もどちらも使える万能ポッパー。
基本操作はダイビングペンシルと同じ。ラインスラックを作りしっかり水を絡ませるように、ロングストロークでロッドをジャークします。泡をまといながら水中へ潜るように引けたらOK。ペンシルではアクションエラーを起こすような荒れた天候、また水面までの高低差があるところで本領発揮します。
ポッパーのカップが水をしっかりと掴むのでヘビータックルでも扱いやすく、ハイドロペンシルの時よりさらに太めのラインにも対応しています。

ミノーもイケてる?

今のところ国内発売はありませんが、同シリーズにハイドロミノーLCというモデルもあります。
LCとはLongCastingの略。

新型の重心移動システムを搭載したフローティングミノー。
ラインナップは150mmと170mmの2サイズ。
開発時こちらも青物相手のテストで好釣果を出していました。

※写真は170mm

トップウォーターでは出ないとき、次の一手としてミノーも効果的です。
時折ジャークを入れ一瞬食わせの間を作ってあげるとバイトに導く事が出来ます。

ショアにオフショアに大活躍

古いルアーですが実力はお墨付き。
基本設計がしっかりしているものは時代を超え今でも定番として君臨しています。

【温故知新】
正にこの言葉が当てはまるのがハイドロシリーズです。
皆さんもハイドロシリーズを使って青物を狙ってみてください!

このコラムを書いたスタッフ

西島 宗幸

デュエル開発スタッフ