ウェブマガジンをご覧のみなさんこんにちは!
ニッチ部屋の管理人、開発・西島です。
今回はニュールアーのご紹介。
新生ハードコアの第4弾モデル『フィンテールバイブ』をご紹介したいと思います。
ニュールアーで「フィンテールバイブ」と聞いて「?」と思った方は、デュエルのソルトルアーを良くご存知の方だと思います。
このフィンテールバイブは、元々ハードコアシリーズにラインナップされていたフィンテールバイブと同じ名前。基本となるコンセプトも大きくは変わりません。
その名前にもなっている《テール側のフィン》が、ルアーを動かすことによってヒラヒラと揺らめき、シーバスをはじめとするソルトウォーターのターゲットにベイトフィッシュさながらのアピールをするリアルなバイブレーションプラグです。今回の新型フィンテールバイブは、従来のフィンテールバイブがさらに高性能化され進化したものになります。
進化した点は大きく分けて3つあります。
従来は樹脂製(ポリカーボネート)でしたが、新型フィンテールバイブはアルミ製のフィンを装着しています。アルミ製のフィンに交換した事で得られる効果は「フラッシング性能」「リアルな遊泳姿勢」「飛距離アップ」などがあります。
フィンにブレードのようなギラギラのメッキは施さず、あえてアルミ地肌のままにしています。
アルミの輝きは魚の体表を構成するグアニン色素に近いと言われています。
手間をかけて作られるハンドメイドルアーの表面にアルミ箔を貼ったものが多いのは、このグアニン効果を狙ったものです。
頭を下げて泳ぐバイブレーションの進行方向と逆側に抵抗体として取り付けられるため、通常のバイブレーションより浅い角度(水平姿勢に近い)バランスで泳がせることが出来ます。
フィンは軽量のアルミとはいえ従来品の樹脂よりは遥かに重いため、テール側を沈める効果があります。(比重は2倍以上になります。ポリカ:1.2、アルミ:2.7)
フィンの素材だけでなく形状まで見直したことで、飛行中の姿勢を制御することができ、最大飛距離が伸びました。
ABS樹脂の肉厚再設計でボディ強度をアップ。
トリプルミラーフィニッシュからホログラムの反射を最大限に生かせるプレーンな形状へ変更。
ホログラムフィルム&塗料の密着も良くし塗装強度もアップ。
水深やフィールド、ベイトサイズによって使い分けが出来る、55mm(11g)と70mm(18g)と80mm(24g)の3サイズをラインナップ。
メインターゲットはシーバスですが、ヒラスズキやフラットフィッシュ、青物、真鯛などにも対応。ミノーライクな遊泳姿勢なので、ベイトフィッシュを追うターゲット全てが対象となります。
サイズ | 重量 | タイプ | Fフック | Rフック | リング | 最大飛距離 | 潜行深度 | 沈下速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
55mm | 11g | シンキング | #10(細軸) | #10(細軸) | #2 | 55m | ALL RANGE | 73cm/秒 |
70mm | 18g | シンキング | #8 | #10 | #3 | 65m | ALL RANGE | 97cm/秒 |
80mm | 24g | シンキング | #6 | #6 | #3 | 75m | ALL RANGE | 108cm/秒 |
カラーはハードコアシリーズ共通の全10色展開。
ハイアピール外洋スペシャル
外洋で圧倒的な強さを誇るブルー×ピンクに変幻自在なキャンディーカラーを融合。
ナチュラルベイトのイワシ系ではアピールが足りないときに投入すると効果的。
磯やサーフの回遊待ちにもお勧めです。
変幻自在の万能カラー
シルバーベースの反射系に、ピンクやイエローの膨張系をバランスよくミックス。
あらゆる要素に変幻自在なキャンディーカラーは、どのようなシチュエーションにも対応。
水色不問、全ての時間帯で使える万能カラーです。
濁り、港湾のパイロットカラー
曇天時、降雨後のやや濁りが入った時など、光が届きにくい状況下でのトップバッターカラー。
乱反射する光の明滅が広範囲にアピール。
都市部のエリアやディープレンジ攻略にも欠かせない一品です。
朝夕のマズメ、サーフエリアはこれで決まり
朝夕のマズメ時など赤い太陽光が差し込む状況下で力を発揮。
砂が舞い上がるサーフやディープレンジでもしっかりアピール。
またナイトゲームにおける常夜灯周りでも効果絶大です。
説明不要の王道カラー
カラーローテーションの軸になる、ブルー系ナチュラルベイトカラー。
拡散型のホログラムシートで広範囲の魚に存在感をアピール。
デイゲームはもちろん、月夜や常夜灯周りのナイトゲームでも効果絶大。
マッチザベイトのリアルカラー
河口から沿岸域まで、生息範囲が広いコノシロをイミテート。
シーバスのベイトフィッシュとしては常に上位にランクイン。
コノシロだけに限らず、ボラがベイトの時にもお勧めです。
ランガン時のパイロットカラー
クリアウォーターのリアクション狙いに高い実績を持つカラー。
デイゲームのランガン等、スピーディーな釣りに向いています。
磯、サーフ、オフショアでの使用も効果的。
ナイトゲームの超定番
イワシ系のナチュラルベイトカラーと人気を二分するナイトゲームの超定番カラー。
日中でも光量や透明度が低い場合にとても有効的。
水中波動は大きく、シーバスへ見せるシルエットは小さく見せる事が可能です。
明滅効果を極めたデイゲームスペシャル
強力反射のメッキ系側面とブラックバックの組み合わせで、明滅効果を最大限に高めたハイフラッシングカラー。頭部には視認性抜群のチャートを配色。
遊泳レンジの把握やトレースコースの確認も簡単に行えます。
闇夜と濁り時のテッパンカラー
闇夜のナイトゲームや濁り時はこのカラーの右に出るものはない。
視認性の高さは全カラー中No.1!
膨張色ゆえにアピール力も最大級。
ランカーサイズの実績もトップクラス。
一番シンプルな使い方はミノーのように投げて巻くだけ。バイブレーションの飛距離を持ちながらも、ミノーを扱う感覚で簡単に使用出来ます。ベイト付きの魚を狙う場合は投げて巻くだけで簡単に釣れます。もちろんオールレンジ攻略が可能ですが、もっとも得意とするレンジは表層から中層です。
もう一つフィンテールバイブの使いどころとしておいしいのが、多くのアングラーが入れ替わり立ち替わり入るハイプレッシャーフィールド。弱波動のナチュラルアクションなので、ランガン時のパイロットルアーと言うよりは、一点での回遊待ちやフォロー用のルアーとして活躍。激戦区のスレた魚に対し圧倒的な力を発揮します。
対して強波動で高活性の魚を釣るのに適したソリッドバイブはパイロットルアーとしての使用が望ましいです。表層狙いももちろん可能ですが、最も得意とするレンジは中層からボトムで、深いレンジを探るのに適しています。
低活性の魚やルアーにスレた魚は、通常のアクションではなかなか口を使ってくれません。しかしフィンテールバイブはテールのフィンがヒラヒラ揺らめき、ターゲットをしっかり誘い出します。そして、アルミテールのすぐ下にリアフックがある為、テールをついばむ様に食ってくる魚もしっかりフッキング出来るのです。
ベイトに付く真鯛も思わずパクリ♪
つまりハードコア フィンテールバイブは バイブレーションの飛距離を持ちながら、ミノーを扱う感覚で簡単に使用できる『ナチュラルスイミングのバイブレーション』です。
もっと使いやすく。
もっと釣れる。
釣るための「もっと」を追求した新生ハードコア。
この後もまだまだ続きます!