富津港の「ひらの丸」から、タチウオ狙い出船。片舷4人で定刻の6時半に沖へ向かう。7時過ぎ観音埼沖の80mダチで開始の合図。誘うタナは70mから60m、何回指示タナを誘ってもアタリはこない。微かに異常を感じたが食い込まないのでエサを点検したら、半分ほど食われていた。アタリを出すため試行錯誤し寒さも忘れるほど誘って、初タチウオを釣ったのは9時を過ぎだった。1本釣って元気が出たが渋い食いは変化することなく続いた。船長は何とか釣らせようと潮回りを繰り返す。待ち時間や誘う速度を変えて昼までに3本キープと釣れない日だった。釣れれば型は指4本サイズなので救いである。厳しい釣りに諦めムードが先行したが、最後まで手を休めることなく2本を追加したところで沖揚がりのアナウンスがあった。船中の釣果は2～5尾と食いの悪い日だった。冬場のタチウオに挑戦したがアタリを出すのに苦労した。食わせても途中でハリス切れが2回もあり難しい釣りと納得した。現在は水深75ｍ～60ｍ前後なので比較的釣りやすい。下処理が簡単で食味も良く、強烈な引きを楽しめます。