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#70 シーバスもいよいよトップシーズン到来!!

みなさんこんにちは。荻野貴生です。
日が暮れるのが早くなりましたね。「秋の夜長」という言葉がしっくりくる、そんな季節になりました。それにしても、今年の夏は特別に暑かったですよね(汗)。
陸上ほどではないけれど、水の中だって同じなはず。真上からジリジリと照りつけていた太陽も、いまはだいぶマイルドな陽射しに変わってきましたから、人間だけでなく、魚たちだって活動しやすい季節になったわけです。シーバスもいよいよトップシーズン到来!! という事ですよね。

でも、秋めいてくればシーバスたちもすぐに好反応……というわけでもないんですよ。
季節の変わり目というのは何かと思惑通りにはいかないもの。特に近年、「異常」ともいえる気象環境の中で、例年のデータだけではなかなかゲームは確立しないのも事実。

台風一過ならではの現状

釣るためには、水質やベイトのポジションなど、現場に出てみないと分からない現実を「観察」することがとても大切なのです。今日に至るまでのフィールドコンディションの変化を考慮して、その日のパターンを突き詰める。シーバスも簡単には釣れなくなったなぁ~……なんて思う今日この頃です。

そんな、変わりゆく環境の中でも、季節を一気に進行させるのが台風。
今の東京湾奥がまさにそんなタイミングなんですよ。
今年はどうやら台風の当たり年?そんなことを耳にしました。

今年は台風が1月から毎月発生していたらしいですよ。 台風通過で大雨が降った後は、シーバスを釣っているエリアに普段見慣れない生き物が姿を現したりします。 フナやヤマベが泳いでいたりもします。流されてきてしまったのでしょうが、元気に泳いでいることからも、塩分濃度はかなり低くなっているのでしょう。

台風が過ぎて、水中では……

そんな状況下でシーバスたちはどのような状態になっているのでしょうか? 水深のある海にエスケープしているのでは? 確かに多くのシーバスは良い環境を求めて移動しているに違いないと思いますが、台風通過の直後から釣りをしていると、移動していないシーバスが思いのほか多いことに気付きます。

居残り組とでも言いましょうか、ほぼ淡水と言える水の中でもルアーに反応してくるシーバスが居ます。
強烈に濁っている水の中では視界が効かないのでしょう、シーバスは護岸や大きなストラクチャーに着きます。また、テトラやゴロタ場など濁りをろ過しやすいエリアからいち早くシーバスがフィーディングに入る傾向がありますね。

濁っている水の中では、『HARDCORE BAYSHAD 80S』や『アイルマグネット3Gミノー90S』などのしっかりと存在をアピールできるルアーが必要になります。チェイスしてきたシーバスが見失わないように、そんなイメージでストレートリトリーブ!! 濁った水を避けたエリアや濁りが落ち着き始めたエリアからジャークも効きはじめます。極端なコンディションほど、シーバスもポジションが絞りやすくなるのも事実。僕のスクールのゲストさんたちもタフな状況下でしっかりとシーバスをキャッチしていますよ。 この濁りと塩分濃度の低い水が抜け始めると、サッパやカタクチイワシが一気に入り込んできて……睡眠不足の季節になるわけですよ(笑)。

今月のテーマ
~シーバスゲームにおけるミノーの必要性~

という事ですが、今回のコラムのお題の内容がちょうどミノーの件。

まず、最近の東京湾奥では、バイブレーションプラグの出番が多くなってきているのは事実ですね。
年々明るくなる夜の水辺環境や、人為的プレッシャーによってシーバスたちの生活圏がやや深いレンジになってきていることが原因でしょうか。
いつも決め手はバイブレーションで、ミノーの入れどころが分からない、というアングラーもいるのでは?

スクールの時など、ゲストさんのボックスを見させていただくと、バイブレーションはバッチリ揃っていてミノーはリップレスがちょっとと……あとはシンペン。そんなことがしばしば。
いわゆる普通のフローティングミノーとシンキングミノーが入っていないのです。

僕がルアーを選ぶ基準は、狙っているシーバスの目線に入れ込みやすいのはどのルアーだろうか?ということ。 あらゆるレンジをサーチできるという面では、確かにバイブレーションは有利なのだけれど、逆に自分のルアーが今どこでどうなっているのか? という面で考えると使いこなすのは案外難しいルアーなのです。

一方ミノーはそれぞれの泳ぎや到達深度などがイメージしやすいのです。
水中での存在の仕方も、あまり水を叩かないローリングアクションのタイプもあれば、しっかりとアピールできるウォブリングアクションのタイプもあります。

シーバスの目線が浅めのレンジの場合、ゆっくりとしたスピードでもキッチリとシーバスにアピールできるのがミノータイプのルアーたち。弱めでナチュラルなアクションをチョイスするならば『HARDCORE ミノー』のフローティングとシンキング。シッカリとした存在感のあるアクションは『アイルマグネット3Gミノー』のフローティングとシンキング。存在感はあるけれど、そんなに水を叩かずジャークアクションがとても魅力的な『HARDCORE BAYSHAD』と、デュエルのルアーにはあらゆるタイプのミノープラグがあります。

ルアーがあるレンジだけでなく、ルアーが受け止める水圧だって実はミノーは感じ取りやすい。
シーバスルアーの基本であり、いつまでも欠かすことのできないルアー、それがミノーなのです。

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