ウェブマガジンをご覧のみなさんこんにちは!
ニッチ部屋の管理人、開発・西島です。
今回は開発途中の製品を一つご紹介したいと思います。
DUELブランドから販売されている『HARDCORE® TT』という製品をご存じですか?
『HARDCORE® TT』は磁着タングステンを搭載し「抜群の飛距離」と「安定した泳ぎ」の高バランス化を実現した、ハードコアシリーズ最高峰のモデルです。
具体的にどんな特徴があるかというと、
高比重であるタングステン球が最後尾まで移動し、今までに無い圧倒的な飛距離を叩き出す。また向かい風や横風でもぶれずにピンポイントを打ち抜く高いアキュラシー性を実現。
遊泳時はスイミングポジションでタングステン球を磁着保持。
ラフウォーター、複雑な流れ、ハイスピードリトリーブ、またはジャーク等のロッドアクションを加えても水面を割らず狙ったレンジをキープしてしっかりと泳ぎきることが可能。重心をコンパクトにまとめ低い位置に配置することで運動性能アップにも大きく貢献する。
重心移動球の遊びを抑えアクションレスポンスを高める。
同時に不要なラトル音を排除しよりナチュラルなアプローチが可能となる。
キャスティング時の衝撃によるボディ破損を防ぐためショックアブソーバーを最後尾に配置。
※115F MDと95F MDに採用
衝撃やキズ、紫外線に強い表面コーティングを採用。
深みがある塗装で艶かしさを演出し、ルアーの美しさを長時間持続する。
太軸・大型フックにチェンジしても安定してしっかり泳ぐ、高浮力・高バランス設計。
アングラーの思いのままに対象魚やエリアに合わせたセッティングの変更が可能。
※主に115F MDと95F MD
【ヒラスズキ、磯マルゲームのトップバッター】
タイプ:
フローティング
全長:
115mm
重量:
18g
レンジ:
40~120cm
最も過酷な条件となる“磯場”での使用を前提に設計された高強度モデル。
中層攻略、または足場の高い位置から狙いたいときにも、圧倒的なパフォーマンスを発揮。
→くわしくは製品情報ページをご覧ください
【ミッドレンジの小さな巨人】
タイプ:
フローティング
全長:
95mm
重量:
14g
レンジ:
40~80cm
機能は兄貴分の115F MD譲り。ベイトフィッシュとなる魚のサイズが小さい時、また115F MDでは喰い込まない、見切られる時こそ95F MDの出番。
→くわしくは製品情報ページをご覧ください
【 HARDCORE TT LIPLESS MINNOWの基本モデル】
タイプ:
フローティング
全長:
120mm
重量:
17g
レンジ:
10~60cm
最初に投入するパイロットルアー的存在。
ピッチの速いロールアクションでシャローの魚を狙い撃ち。
→くわしくは製品情報ページをご覧ください
【喰わせるためのスモールモデル】
タイプ:
フローティング
全長:
90mm
重量:
10g
レンジ:
10~60cm
120F SRがリップレスの基本ならば、こちらはサイズを落として喰わせることに徹したモデル。
90サイズとは思えない圧倒的な飛びが自慢。
→くわしくは製品情報ページをご覧ください
【狙ったレンジをキープする タングステン球搭載シンキングリップレス】
タイプ:
シンキング
全長:
90mm
重量:
11g
レンジ:
10~80cm
いわばリップの付いたシンキングペンシル。操作はアングラーの思いのままに。
浮き上がりを抑え、イージーなレンジコントロールを可能とした究極のナチュラルベイト。
→くわしくは製品情報ページをご覧ください
このような全5機種のラインナップになっており、シーバスはもちろん磯のヒラスズキや青物、サーフのヒラメやマゴチといったフラットフィッシュにも幅広く使用出来る製品です。
実は上の5機種と同時にテストしていたモデルがもう1つあります。
潜行深度2mオーバーのディープダイバーモデルです。
使用フィールドは一般的な堤防を始め、足場の高い磯場やドン深のサーフなど。
ボトムすれすれをフローティングミノーで引いたり、水中にあるストラクチャーをダイレクトに狙ったりする事が出来ます。
しかし一番の特徴は『足場が高いエリアでも足元までしっかり引けること』。
堤防や磯で釣りをされている方なら経験あると思います。
「うわっ、足元で喰ってきた! しかしミスバイト。あともう少し水を掴んでいたら……」
あのピックアップ寸前の足元バイトが獲れるのです!
テスト結果も上々でヒラスズキ、マルスズキはもちろん、チヌ、真鯛、青物など、あらゆるターゲットに有効的でした。
ヒラスズキや青物での使用が多くなる製品なので、強度に関しては特に気を配って開発。
実釣テストを繰り返し何度も設計を変更。
飛距離や遊泳の実釣性能と、安心できるボディ強度の折り合いを詰めていきます。
ここまで進んではいましたが、この手の製品はやはりニッチ。
それでもライバルの少なさから「いける」と踏んでいたのですが、数社に先を越され後発となってしまった為、発売予定を一度白紙に戻し販売計画を再考。
結果HARDCORE TTの初回ラインナップ5機種から外すこととなりました。
現在は私のBOXで長い眠りに就いていますが、いつの日かデビューさせてあげたいですね。
ユーザー様の「欲しい!」という声が多数届けば再始動出来るかもしれません(笑)
リクエストお待ちしてます!