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#62 尾長釣りの魅力

担当者(以下、担): 初冬から四国西南部の尾長(標準和名=クロメジナ、通称=尾長メジナ、尾長グレなど)が面白くなって来ますが、平和さんもこちらの尾長釣りの魅力にはまっていらっしゃるとか?
平和(以下、平): 尾長釣りは、ぼくの場合、四国西南部の高知県沖の島と鵜来島に連泊しながら通います。
ここの魅力は巨大な尾長がマキエサに反応し、(釣り人に)見える水深まで浮いてくること。 50cm、いや60cmオーバーのモンスターの群れが水中で乱舞するのが見えるわけですから興奮しますね。
毎回じゃないし、見られる磯は沖の島で4カ所、鵜来島で7、8カ所でしょうか、磯は絞られますがサイトフィッシングが楽しめ、その磯に上がることができればいることは分かっているので、「今日は魚がいなかった」と言い訳ができない。

タックルはハリスをベースに

担: 全国的に沖の島と鵜来島はスペシャルな釣り場といえそうですが、尾長をねらうときのタックルは?
平: 食わせたら取る丈夫な仕掛けとロッドといいたいところですが、見えた魚体を見てハリスの号数を決め、ライン、それにあったロッドを選んでいます。ハリスをベースに作っていきます。
担: 食わせることを優先していると理解していいのですか?
平: 太めのタックル建てで取り込む確率をあげていきたいと思っていますし、ウキ下を10cm刻みで変えたりウキを変更したり努力はします。それでも掛からないときは6号のハリスなら5号に、5号ハリスなら4号に、4号でダメなら3号と細くします。食わせることを優先します。

担: 仕掛けを繊細にすると取り込みがやっかいになってきますね?
平: 離島の尾長は沖に突っ走る傾向にありますが、沖の島や鵜来島の尾長はほとんどがそのエリアに居ついているため根のある方向に逃げやすい。中でも足下に突っ込んでいくやつが一番やっかいでロッドが立てられない。パワーゲームは諦め、「柔よく剛を制す」の気持ちで臨むようにしています。ロッドを立てたり無理矢理引っぱると底に突っ込んでいくので。
担: 尾長釣りで最も心がけていることを教えてください。
平: “電撃アワセ”でしょうか…(笑)
担: 早合わせという意味?
平: 間髪をいれず即合わせます。
尾長は歯が鋭いので唇にハリ先を貫通させたいのと、大型になればなるほどすれてサシエサをくわえている時間が極端に短いと思っているからです。先手を取って主導権を確保したいといつもに思っています。

やっかいだからこそ、夢中になれる

担: 平和さんにとってもやっかいな相手ですね。
平: だから夢中になれるんだと思う。
大ものねらいは取るか逃げられるか、ぎりぎりの攻防の末に明暗がはっきり分かれるから面白い。いつまでも忘れられない。経験が浅いフカセ釣りファンであっても強烈な印象をもつはずで、バラしてもよいから挑戦する価値があります。悔しい思いを胸にますますグレ釣り全般、磯のフカセ釣りが好きになるでしょう。
担: 熱い思い、すごく伝わりました。ありがとうございます。

釣りをしていてつらいな~と思うことはなんですか?
また、その対処法を教えてください。

う~ん、何だろう。
釣れなくてもけっこう楽しいですけど、確かにファンの中には腰が痛いだとか目が疲れる、寒さが辛いという人もいますね。でも肉体的に辛そうな人も釣りをしている最中はみんなニコニコされてますよ。

面白くなかったらやらないんじゃないですかねえ。 強いていえば釣行日の道中が私には苦痛でした。単独で運転したり飛行機、電車を利用して移動するので辛いなあと感じることがあります。もう移動日は休日と割り切るようにしています。(笑)

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