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#61 いよいよフカセ釣りの季節、秋磯が面白くなってきましたね?

担当者(以下、担): いよいよフカセ釣りの季節、秋磯が面白くなってきましたね?
平和(以下、平): 9月末に山形県鶴岡でフカセ釣りの講習会があり、庄内の磯で実釣の講習会もしてきました。エサ取りが猛烈にいて秋の磯だなあと実感してきたところです。

担: クロダイ釣りで歴史と由緒のある地域ですから熱心な参加者が多かったんじゃないですか?
平: そうですね。また、クロダイは魚影が濃く年中釣られています。エサ取りの量も秋磯らしく半端ない数だったので今回はエサ取り対策について話します。

この秋のエサ取り事情

担: 講習会で見かけたエサ取りの種類は?
平: アカメフグ、クサフグなどの小フグ類、15cmもないウマヅラ。豆アジ、小サバの姿もありました。特にフグが多くサシエを投入して3秒とエサがもたない。参加された皆さんからエサ取りをかわす方法も質問されましたが、魚種、その数、シモリの位置、潮流など条件がいろいろあって、これですべて解決という対策はありません。根気よくいろいろ試すしかないと思っています。

担: 異常に多いエサ取りのなかから本命の魚を引き出すための決まった手順はない?
平: エサ取り対策はフカセ釣りの永遠のテーマの1つ。説明するには時間がいくらあっても足りません、ただ、基本はあります。

エサ取り対策の基本とは

平 エサ取り対策の基本は「エサ取りの群れの中で堂々と釣りをしょう」ということ。
担: どういうことですか?

平: エサ取りをかわすことが「目標」になっていませんかと問いたいです。
フカセ釣りファンはエサ取りをかわすことに多くの労力と時間を割いていて、サシエをエサ取りから守りたいと思っているはず。でもハリにサシエが残っていても、そこに本命の魚がいなければ釣果に結びつきません。

10投中1投でもよいのでねらっている魚もいるポイントにサシエを入れてください。
マキエの効いているエリアにはエサ取りが集まります、本命の魚も集まる確率が高い。勇気と根気を出してエサ取りの中で釣りをしたほうが釣果に結びつきやすい。

担: エサ取りの中で特にやっかいと思う魚種は何ですか。
平: フグでしょうか。
フグとウマヅラは歯が丈夫、口の周りも硬いので硬いサシエに変更してもかわすのがむずかしい。
ウマヅラは広い泳層を移動してサシエをついばむ。エサ取りの多いときはマキエを打ち分けて群れを分散、小さくしながらサシエに群がる数を減らし、本命にサシエを気づいてもらうこと。

大型魚が現れたらエサ取りも一斉に沈んだり隠れたりするので海面下の様子を推理しながら打ち続けることも大切です。考えることで集中力が持続すると思う。

担: ハリやハリス、ウキの選択でアドバイスはありますか?
平: ハリスの号数とかハリの形、大きさはエサ取り対策としてあまり気にしません。
思ったところにしっかりシャクでマキエを打てる技術や思ったところにサシエを届けるキャスティング技術を現場に通って磨いてほしい。

ウキの浮力やクセなども使い込んで体で覚えるようにしたいですね、これがフカセ釣りの基本であり醍醐味ですから。エサ取りが多い秋はこれらのテクニックの上手下手が釣果となって現れます。

自分の性格が釣りに表れていると思うところはどんなところですか?

釣れないときでも最後の最後でなんとか1尾釣ったりするので、勘のいい人とか魚を見つけるのが上手な人みたいに言われることがあります。

でも、実は自分のやっている釣りの一部始終を説明できないと気が済まない性格です。
ぼくは過去の経験を元にいろんな釣り方にトライしながら正解を求めているつもりです。
だから朝より午後のほうが釣れる確率が高くなるし、1日目より2日目のほうが成績がよいほうでしょう。

最後になるほど、時間が経つほどいい魚が釣れるのは当然だと思っています。
直感で釣り込むより理詰めで粘るタイプですね。

釣り以外、ふだんの生活は真逆ですけど(笑)。
整理整頓は嫌いだし、「いいよいいよ」みたいな感じで流していますが、フカセ釣りでは他人をびっくりさせたいという願望があります。 説明できない釣りだったから伝えることも半減するじゃないですか。

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