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#70 セオリーを守った上で、ちょっとした差を探していく。

担当(以下-担) 2016年も明けましたが、よろしくお願いします。
松岡(以下-松) 本年もよろしくお願いします。

早速ですが、最近はどうですか?
オフショアのジギングやらキャスティングやら、年始に食べる魚をプライベートで釣りに(笑)。
(笑)。それは毎年の恒例なんですか?
いや、特に決まってはないですね。タイミングが合えばですね。
いつも年末年始は比較的のんびり過ごしてます。
普段が忙しいですからね。釣れたんですか?
ちょろっとですね。鍋と刺身分くらいは釣れましたよ(笑)。

<今月のテーマ>
~2016年冬事情。いまを釣るために必要なこと~

ではテーマですが、毎回お話してもらっていますが、今年の冬は特に暖かいということで「通年とは違うのか」というところからお願いします。
そうですね。実際、なにか変わってきている感じはしています。特に今年は「暖冬」というのがキーワードとして際立ってますよね。1カ月遅れてるとか、この魚種が釣りやすくなっているとか、それぞれ感じていることはあると思うんですね。まぁ毎年同じようなことを言ってる気はしますが(笑)。
(笑)
似たようなことを言ってますね。今年の夏はとか冬はとか。
でもよくよく考えると面白いことに、年末って手帳を変えるじゃないですか。そうすると取材やら何を釣ったのやらと振り返りますよね。釣れる感覚がズレてるんですよ。それって遅れてるとかじゃなくて。
単純に一致しないと。
そうですね。傾向としては遅れてるんじゃなくて、夏が長く冬が短くなってきてるんじゃないかなと。
必ず同じように寒くはなるんですが、それが短い。魚ってそのタイミングでいろいろ動くんですけど、それがズレてるんですね。

 ただ言えるのは、魚の行動はそういうタイミングに影響はされてるんですけど、実際釣りをしてみるといろいろな状態の個体がいるんですね。産卵にしても一斉にするんじゃなくて、産卵前とか最中とか産卵後とか、あるいはまったく産卵してないとか、バラバラなんです。同じ場所でも。
だから、それほどその年特有の季節の影響、今年なら暖冬ですけど、その影響というのは受けないのかなと。

軸がないと差も分からないですからね。

となると、松岡さんはどういうことを気にされるんですか?
個人的には大きな季節云々よりも潮周りですね。
でも極端に言えば、まずはシーズン通りのことをやってみます。
いくら暖かいからと言っても、真冬に川の上流に1日中張り付いて釣りをするなんてことはないですよね。
冬なのに夏の付き場に全部が集結しているというように、ガラッと変わるなんてことはまずないと思います。
それと現場レベルで陥りやすいのはベイトの位置ですよね。例えばすごく寒いときって深場にも落ちますが、シャローにも集まるんですよ。水温が上がりやすいんで。しかも同じシャローでも黒い砂地の方にいたりとか。でも逆に水温が高いと散ってしまう。同じ冬でもいろんな状況があります。

魚をどう見つけるかですね。
そうなると、まずはセオリーを守った方がいいですね。夏には夏、冬には冬のポイントがあるんです。
それを分かった上でちょっとした差を探していく。軸がないと差も分からないですからね。
まずは基本だと。
軸から広げていく方が確率は高くなると思います。
それはやっぱり経験ですよね。
そうですね。極端な話、過去の暖冬の経験があればもちろん軸になりますね。
でも、ただの思い出巡りとは違うと。
違って当たり前という気持ちを持つことです。自然相手なので絶対はありませんから。
ただデータが蓄積されていればいるほど自然と組み立ては出てきますね。
違ってもいいんでいろいろやってみることも大事です。それが未来のデータになりますから。
結局は釣り場の選択が一番難しいんですよ。
でもデータがあれば、たとえ初めての場所でも迷う時間は短くなりますから。
決めつけはせずに、でも大まかなシーズンは把握しておくと。
基本軸は重要ですね。だから、そのためにもたくさん釣行してください(笑)。
わかりました。ありがとうございました。

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